どうもバズリーチです。
ジョージアの銀行の話、三回目です。一回目は口座を10分で作った話。二回目は仮想通貨の出口の話。そして今回は、、、同じ銀行の最上級クラス「SOLO CLUB」に化けた話です。
プライベートバンクです。専任バンカーが付いて、24時間のコンシェルジュが付いて、空港ラウンジが使い放題になるやつです。
日本のプライベートバンクなら、紹介状だ、最低預入数億円だ、となるんでしょう?(日本に長くいないので、実はよく知りませんwww)
そして今のバズは、パスポートすら手元にありません。
嘘みたいですが、全部本当の話です。

SOLO CLUBとは何か
Bank of Georgiaの富裕層向けサービス「SOLO」には3つのクラスがあります。SOLO X(年350ラリ)、SOLO Premium(年550ラリ)、そして最上位のSOLO CLUB(年800ラリ=約4.9万円、ドルで308ドル)。
「え、プライベートバンクの会費が5万円しない?」と思いましたよね。バズも思いました。バズの知っている限り最低でも桁が2つ違います。
入会・継続の条件は、銀行の申込書に書いてある公式のものだと、次のどれか1つ。
- 月の収入8,000ラリ以上(BOG口座への入金で確認)
- 預金(デポジット)10万ラリ以上
- 借入残高25万ラリ以上
つまり預金で10万ラリ(約600万円)置けば、条件はクリアです。バズはどうせ高金利が欲しかったので、365日の定期でこれを満たしましたwww
ここで香港の話をさせてください。バズのメインバンクは香港のHSBCで、立場はプレミア会員です。プレミアの維持条件は預かり資産100万香港ドル(約2,000万円)。その上にあるプライベートバンキングの入口は、HSBCで最低200万米ドル(約3.2億円)から。スタンダードチャータードは最低額を500万ドルに引き上げ、JPモルガンに至っては1,000万ドル(約15.8億円)です。
3億円の世界と、600万円の世界。同じ「プライベートバンク」の看板で、入口の桁が2つ違う。JPモルガン基準なら250倍ですwww 2,000万円を積んでも「上客」止まりの香港と、600万円の定期で専任バンカーとコンシェルジュが付くジョージア。この非対称を使わない手はない、というのが今回の話です。
始まりは、銀行からの一通のメール

そもそもバズは、口座を作れるかも!と察した時点でBOGを調べまくり、SOLOの存在も知りました、さらに最初から入れたら?とちょっと欲をかいた側です。
ただ、KYCを記入していた段階で結構ムズいと決断、「開設が先!!」と判断、銀行訪問時は「SOLOで」と伝えるのをGっと我慢したのを覚えています。
それから開設達成してから「どうやったらSOLOに昇格できるのかな??マレーシアに戻ったら調べてみよう」とぶらぶらを継続していました。——そう思っていた開設から10日後のこと、銀行(バンカー)からメールが届きました。
「You have special offer from bank of Georgia to become our SOLO customer(SOLO顧客になりませんかという特別なご案内です)」
断っておくと、これは多分口座を開設した人に一度は届く定型の営業メールです。「選ばれしあなただけに」みたいな話ではありません。興味が無ければ、ただの営業メールで終わる。でもバズは最初から入りたかった。つまりカモがネギを背負ってやってきた状態ですwww(カモが向こうなのかバズなのかは、いまだに分かりません)
当時バズはジョージアの後にトルコを回り、そのままEUに入りぶらぶらを継続するつもりでしたが、とてつもなくアジアご飯が恋しくなって急遽ベトナムに飛び豪遊中でした。移動も落ち着き数日経って思い出したようにメール内に記入してあった「連絡はWhatsAppで」を思い出し、バズのWhatsAppから「Hello」とだけ送ってみたら、返ってきたのは「休暇中です」の自動返信wwww プライベートバンカーも夏休みは取ります。


それでも構わず、聞きたいことを先に置いておきました。まとまった額をドルからラリに替えて定期に入れるつもりだが、SOLOになると ①両替レートは優遇されるのか ②定期の金利は上がるのか ③会費はいくらか?——この3点です。
数日後、休暇明けのバンカーから返事が来ました。要約すると「①SOLOは全通貨で優遇レートです ②金利は着金後に上乗せを手配します(要承認) ③会費は年払いと月払いが選べます」。つまり両替にも金利にも、SOLOには別の世界があるという回答です。
バズはちょうど他の国からパスポートを送ってくれと言われて、ひとまずマレーシアへ帰るフライトだったので「戻ったら連絡する」とだけ返して一旦保留。マレーシアに戻ってから「そもそもどうやって入るの?」と聞いたら、リモートで申し込めるとの答えでした。マレーシアの自宅のソファから、ジョージアのプライベートバンクに申し込む——ここから全てが動き出しました。
ところがZoomの壁で詰んだ
9月に専任バンカー経由でSOLOを申し込んだら、銀行のビデオ面談担当からメールが来ました。条件はこうです。
- Zoomで面談します(眼鏡・帽子・マスク不可)
- パスポートの原本を手元に用意してください
- 面談は録画し、パスポートの画面も保存します
はい、詰みました。
その時バズのパスポートは、永住権まわりの手続きでマレーシアに戻ってすぐ他の国に送ってしまい手元に無い状態、しかも戻りは早くてもひと月先になるとのこと。。このことを専任バンカーにも伝え、面談は1ヶ月以上先か、、、と近々のSOLO昇格は諦めました。
いきなり電話が鳴った
10月2日。WhatsAppに専任バンカーからいきなり電話がかかってきました。
ひとしきり話した後、彼が言ったのは「OK、これをZoom面談の代わりにするよ」。
え?
その後のやり取りは、こんな感じでした(要旨です)。
バンカー「まもなくリンクを送るので、下までスクロールして同意を押して」
バズ「Zoom面談、まだしてないけど?」
バンカー「No need anymore(もう不要)。I organized it(手配した)」
もう不要www 手配したwww
で、その夜のうちに、SOLO CLUBの申込書に同意、カードのマレーシア発送の申込書に同意、全部リンクとメールで完了。パスポートのことは、最後まで一度も聞かれませんでした。
翌朝、アプリを開いたら「SOLO CLUB」の文字。年会費800ラリもきっちり引き落とされていました。入会です。

なぜ通ったのか(バズの考察)
銀行は理由を説明してくれません。でもバズには心当たりが1つだけあります。
8月に、本人がジョージアまで行って、対面で口座を開いていたからです。
窓口で、顔を見せて、パスポートを出して、10分で作ったあの口座(一回目の記事)。あの時の本人確認が、銀行の中に「貯金」として残っていた。だから今回、電話1本で「本人だね、OK」になった。
前回の記事で「10分で作れる口座は、10分で止められる」と書きました。今回はその逆です。一度でも対面で信用を作っておくと、その信用は後からリモートで効いてくる。
代理人やオンライン代行で作った口座では、たぶんこうはいきません。行ける時に行っておく。会える時に会っておく。信用は前払いです。
申込書は、押す前に読め
ここで1つ、危なかった話を。
送られてきた申込書、よく読んだら「月払い(月80ラリ)」になっていました。年払いなら800ラリ。月払いで1年いると960ラリ。読まずに押していたら、年160ラリ(約9,800円)余計に払うところでした。
「年払いにできる?」と聞いたら「Sure」の一言で差し替え完了。約9,800円の節約です。言うだけタダ、読むだけ得です。
もう1つ。カードは当初「トビリシのSOLOラウンジで保管しておく」と言われました。いやいや、取りに行けないからwww 「マレーシアに送ってくれる?」→「Sure」。これを交渉しなかったら、ラウンジ特典もカードの特典も使えないまま、会費だけ払う人になるところでした。

プライベートバンクといえども、黙っている客には、銀行の都合の初期設定が適用される。読む、聞く、頼む。この3つはどこの国でも最強の節約術です。
で、何が付いてくるのか(特典全部見せ)
公式資料ベースで、SOLO CLUBに含まれるものを全部並べます。
■ 人
- 専任のSOLOバンカー(財務のパートナー)
- 24時間のパーソナル・コンシェルジュ。旅行手配、ホテル・航空券、レストラン予約、パーティーや結婚式の手配、花の注文、医者の予約、ハウスクリーニング、修理業者の手配、、、そして「酔っ払い運転代行」まで書いてありますwww 世界中どこでも対応だそうです
■ カード(発行無料)
- Mastercard World Elite
- Visa SOLO Platinum / Visa SOLO Club Signature
- American Express Platinum(与信審査が通れば。年会費無料)
- カードは全てデビットカードのようです。ちなみに普通預金にも4%の金利が付きます。
■ 空港ラウンジ(ここが本命)
- Mastercard World Elite: LoungeKey(ラウンジキー)
無条件なのは、最上級だけ。同じSOLOでも格差がすごい。
①SOLO Xのラウンジは年6回、しかも直前35日間に1,000ラリ決済が条件。
②SOLO Premiumは年10回で1,500ラリ決済が条件。
③そしてSOLO CLUBだけが、決済額に関係なく本人無制限OKのラウンジ使いたい放題。同伴も無料(1回5名まで・年間合計10名)。家族4人なら(本人無制限+家族3人で3回=家族で年3回一緒にラウンジに入れる計算+1余り)。 - Fast Track(優先保安検査)も無制限+同伴5名
毎回買っているベトナムのファストトラックRM79(約3,100円)が今後家族分含めて無料、年に2〜3回は行くのでラッキー。ちなみにタイはプーケットのみでバンコク対象外、その他の国は旅ごとに調べます。 - Visa Signature / Platinum: DragonPassのラウンジ(※回数はカードの決済額に応じて変動。使い込まないとほぼ動きません)だけど、Visa側にも別のファストトラックがあって、こちらはEU強しです。これは使えそう。
- Amexが通ればPriority Pass 5回

発見: ラウンジキー枠は12月31日リセット? 登録後の画面の隅に、小さくこう書いてある。
Ends: 31 Dec 2026
この画像を見る限りでは、同伴の年10名枠はカレンダー年でリセットのような?
これで「来年の旅行に取っておこう」は無意味。この記事を書いているのは10月なので、バズは予定を組み替えて、12月に家族で2カ国・3空港を無理くり回り、枠を使い切ってから2027年を迎えることにしましたwww 家族4人なら1空港で同伴3名、3空港で9名分。ほぼ満額回収です。貯めるな、使え。マイルと同じです。ちなみにマレーシア航空のゴールド会員を維持する意味を、ちょっと考え始めています。
■ 保険
- Visa Signatureに最大75万ドルの旅行保険。配偶者・同伴の子供もカバー。フライト遅延・キャンセル補償、手荷物補償、医療費補償付き
- ※この保険、航空券や宿泊をこのVisaで決済した旅行にだけ効きます。持っているだけでは発動しません
■ その他
- ジョージア国内の他行送金(GEL): 無制限で無料
- 投資口座の維持無料
- 書類・カードの宅配、回数無制限
- 貸金庫の利用が年14日ぶんまで無料
- 銀行の各種証明書の発行無料(残高証明とか、海外生活では地味に効くやつです)
- 家族を10%割引で招待可能
年4.9万円でこれです。日本のクレカの最上位カード、年会費いくらでしたっけ、、、

アプリで押すな、バンカーに頼め
ここからも凄い話です。入会した以上、継続条件の10万ラリ以上を送金しなければいけません。10月5日、海外の自分の口座から10万ラリぐらいになるドルをBOGに送金しました。
まず驚いたのが着金速度。朝に送って、昼過ぎには着いていました。当日着金です。国際送金=数日待ち、の常識が崩れました。
BOGのアプリから着金通知が鳴り、バンカーに一言「着いたよ。両替したい」。
ここからがSOLOの真骨頂です。
■ 両替
アプリで普通に両替すると、その日のレートは1ドル=2.573ラリでした。バンカー経由だと?「ちょっと待ってね確認(交渉???)してくる,,,,,,,,,,,,,,,,2.60でいける,Do?」。
差は0.027。小さく見えますか? 10万ラリ分を替えると、差額は約1,000ラリ(約6万円)。つまり両替1回で、年会費800ラリを回収してお釣りが来ました。ジョージアとの時差の関係で金曜日の夜にSOLOに昇格して月曜日の出来事です。
■ 定期
バズが口座をOPENさせた時にはあった5年定期が無くなっていて、24ヶ月定期がMAXでしたが、今回は初回ってこともあり、専属バンカーに12ヶ月で組むと?って聞いてみました。
ちなみにアプリで組める12ヶ月定期の金利は9.35%です。
バズ専属バンカーは、「OK!通常は9.35%だけど上乗せを頼んでみる、ちょっと待ってて」と。
数時間後バズ専属バンカーは、「申込書をメールした。Agreeを押して」。
開いたら、、、年10.00%(固定)。
通常より0.65%上乗せ。10万ラリの定期なら年650ラリ(約4万円)の差です。
アプリでポチッと組んでいたら、この0.65%は永遠に知らないままでした。
ここでの学びを一行で言います。「アプリで押すな、バンカーに頼め」。優遇レートも優遇金利も、アプリの画面には表示されません。人を通した時だけ出てくる。
専任バンカーとは顧客第一主義「優遇の取り次ぎ窓口」のことなんです。


定期の申込書に書かれていたことをリマインダーセット
定期の申込書に書かれていて読んでよかった条項がありました。
- 途中解約は「銀行との合意」が無いとできない。銀行の判断に最大30日。しかも早期解約の金利は90日以内なら0.5%まで激減
- 満期の10日前までに連絡しないと自動延長。しかも延長は「3ヶ月」で、金利はその時の水準
- マーケティングに個人データを使う同意条項がしれっと入っている(任意・後から取り消し可)
定期は「出口」とセットで初めて評価できます。金利の数字だけ見て終わりではありませんね、1年後ほったらかしにすると、勝手に延長されて、金利はバンカーを通さない通常金利、しかも3ヶ月ごとの見直しです。そうです、カレンダーに「満期20日前」のアラートを入れるまでが定期預金です。もちろん、バズはアラート後バンカーに相談しますwww
損得勘定、まとめます
SOLO CLUB昇進から収支を並べます。
- 年会費: −800ラリ
- 両替1回の優遇差: +約1,000ラリ
- 定期の金利上乗せ(0.65%): +650ラリ/年
初日で合計約1,650ラリ(約10万円)、年会費の2倍以上を回収。ラウンジにはまだ1回も行っていません。コンシェルジュにもまだ何も頼んでいません。酔っ払い運転代行も使っていませんwww
あ、月払いを年払いに変えて浮いた160ラリも、ここに入れた方がいいかもしれませんwww
少なくともジョージアのプライベートバンクは10億、20億の資産を持つ者だけのアイテムでは無いんです。しかも計算すると普通に黒字になる実用品でした。
旅立つ前に、ひとつだけ。WhatsAppを入れてください
バズは何十年も日本の外にいるので、LINEをほぼ使っていません。LINEが主役なのは、日本と一部の国だけ。世界の標準はWhatsAppです。
海外の口座に興味がある人、これから開けに行こうと思っている人。必ずWhatsAppをスマホに入れて、開通させてから行ってください。
番号は日本のままでいい。海外の銀行には日本の電話番号を登録することになりますが、WhatsAppは電話番号に紐づくので、最悪SMSが届かない場面でも、メッセージはWhatsAppに届きます。今回のバンカーからの連絡も、入会手続きも、カード発送のやり取りも、全部WhatsAppです。
ちなみにマレーシアの銀行や様々な航空会社も基本WhatsAppでverification codeやメッセージきます。
それに、あなたのパソコンにもWhatsAppは入れておいてくださいね。
海外ではレストランの予約確認すらWhatsAppで来ます。ホテルも、ドライバーも、不動産屋も、全部WhatsApp。そしてLINEには、絶対に来ません。
翻訳ITOCONもWhatsApp対応です
ここで少しだけ、バズ自身の話。
バズは生まれつき、耳に少し障害があります。
子どものころからなので、バズにとってはずっとこれが普通でした。
音が強弱して聞こえます。
対面なら、相手の唇を少し読みながら話せるので問題ありません。でも電話とZoomは、そうもいかないんです。
電話は唇が全く読めない。
だから実は、日本語の電話も結構苦手です。
Zoomも唇が読みづらくて、毎回かなり集中して臨んでいます。
そんなバズが、会社を私物化してまでも作った道具が「翻訳ITOCON(ほんやくイトコン)」です。似たようなサービスもあるのですが、この「翻訳ITOCON」は通常の電話やWhatsApp、メッセージ系アプリの通話をほとんどカバーできるように作っています。
そうです、もう一度言います。はい、電話対応です。
「普通じゃん」と聞こえてきそうですが、iPhoneの電話は、他のアプリが通話の音声に触れられない仕組みで有名です。なので翻訳ITOCONは、通話をパソコンで受ける方式にしています。
パソコンで受けた相手の声を翻訳ITOCONが拾えるようにしており、日本語に見える化(翻訳)して、返事まで数種類考えてくれるよう設計していますwww
まとめると、英語の電話をパソコンの画面で日本語の文字にして、返事の候補を画面に出してくれるので、あとは選んで話すだけ。はい、ドラえもんの道具ですwww
三部作とは、三つの物語が一つの大きなSFとなる(ならんならんwww)
いかがでしたか、口座開設編、仮想通貨編とあわせて、ジョージア三部作、これにて入会までが完結です。資産の置き場所の考え方はこの話も、海外で稼ぐ話はこの話もどうぞ。
さて、他の国の口座でも開けてきます。
それではまた。
コメント欄はセキュリティ上の都合で外しました。感想もツッコミも X(@sudenikaigai) に投げてもらえれば、バズが直接読みます。
バズリーチ_海外で生きる「note」