どうもバズリーチです。
ジョージアの銀行の話の次は会社です。
バズ、エストニアに会社を作ってます。
で、タイトルで「海外移住を考えているあなたに」と書いておいてなんですが、e-Residencyで移住はできませんwww これは居住権でもビザでもありません。エストニアに住めるようにもならないし、EUに入りやすくもならないです。
じゃあなぜ「移住を考えているあなたに」なのか?
これは移住してから効いてくる、€150の保険だからです。
バズは進行中の実録で、会社はまだできていません。申請から設立、決算、配当まで、引っかかった点も費用も日数も、全部リアルタイムで置いていく「エストニア法人編」です。
なぜエストニアなのか?
バズはマレーシアに住み始めて4年、来年で5年になります。
移住前に海外所得で貯めた預金を送って暮らす分には、マレーシアでは所得ではないので課税の対象になりません。これまでは、それで済んでいました。
ところが4年も経つと、貯金と、その後に入る会社の配当も含め、お金の境目がほとんどわからなくなってきています。「これは貯金です」と説明できなくなった時点で、区別はもう成り立ちません。
マレーシアが免除するのは「出どころの国で課税済みのお金」だけ(個人の海外所得の免除は2036年末まで続きます)。初めて、この条件と正面から向き合うことになりました。
「バズさん、どうせ0%の国に会社があるんでしょ?」——はい、あります。法人税0%・所得税0%の某国の会社。しかも別々の国に2つ保有しています。(言っときますが合法です)
でも、それではダメなんです。0%の国の会社の利益は、どこまでいっても「課税済みのお金」になりようがない。つまりマレーシアに持ち込んだ瞬間、免除の条件から外れるんです。0%の会社は、持ち込まない前提ならいい。でも家計に入れるお金の通り道としては使えない。
だから、エストニアです。エストニアの法人税は、利益を会社に貯めている間は0%、配当で外に出すときに22%(2026年10月時点)。「ちゃんと課税された状態で持ち込む」ための選択です。税金ゼロの話ではありません。むしろ、わざわざ22%払いに行く話ですwww
法人税を払って所得税まで払わされるどこかの国では考えられない、どなたでもチャンスを掴める話ですwww
e-Residencyとは何か(そして何で海外移住を考えている方に必要なのか?)
e-Residencyとはエストニア政府が外国人に発行する、デジタルの身分証(ICカード)です。有効期間は5年で、更新できます。

これがあると、エストニアの会社をオンラインで設立できて、書類に電子署名ができます。逆に言うと、それだけです。繰り返しますが、居住権でもビザでもありません。
申請料は€150。2027年1月1日から€165に値上がりします(公式確認済み)。駆け込むなら今年ですwww
€150=約26,700円(2026年10月21日)
で、これは誰に効くのか
ここ、答えをはっきり書いておきます。
まず、年の大半を日本で暮らす人がエストニアに会社を作っても、日本の税のルールの中にいることは変わりません。「日本にいながら税金が安くなる」みたいな話ではないです。
効くのは、これから海外に出るあなたそしてすでに海外に出ているあなたです。
海外移住を考えている人の最初の不安は、仕事でしょう。だから現実には、海外移住できる就職先を先に見つけてから出る人がほとんどだと思います。
それでいいんです。
”住民票”を抜き、
日本を出て、
海外でお給料をもらって、その国で税金を払って、生活を立てる。それが移住の一歩目として一番堅い。
ただ、そこで終わる必要もない。海外で暮らしていると、「日本人の自分だから見えるもの」が必ず出てきます。アイデアは、移住した後にやってくるんです。
そのとき、e-Residencyを持っていれば勤めを続けたまま、PC1台で、エストニアに自分の会社を作って試せます。エストニアに会社を設立すると、WiseやStripeなど全てがオンラインで申し込めるので、現地で銀行や役所を巡る日々も、どこかの国に「起業しに行く」ための引っ越しも要らない、世界一のデジタル国家であるエストニアのe-Residencyを持っているだけで解決できるんです。
もちろん会社を作れば維持のお金が毎月かかります。
| 段階 | かかるお金 |
|---|---|
| カードだけ持つ | €150/5年(2027年から€165) |
| 会社を作って寝かせる | 約3万円/年(登記住所+年次報告のみ) |
| 会社を動かす | 約1〜1.7万円/月(会計込み・初年度は約1万円、2年目以降は約1.7万円・バズ調べ) |
だから会社は、アイデアができてからでいい。でもカードだけは、€150で5年間ポケットに入る。(2027年からは€165)これは「いつでも始められる状態」を持ち歩くための保険です。実際、申請画面の「申請理由」には「明確な計画はまだ無いが、e-residentのコミュニティに入りたい」という選択肢が公式に用意されています。エストニア側も「とりあえず持っておく」を織り込み済みなんですwww

※ひとつだけ: もしあなたが勤人で就労ビザで働いている場合、自分の会社を第三国に持てるかは、勤め先の規定と就労ビザのルールを確認してね。そんなルール聞いたことないですがwww。ただ、鍵(e-Residency)だけ持っている分には問題ない。
申請してみた、€150
方針を固めて絵図を描いて、、はい、申請です。費用は€150、カード払い。
必要だったもの: 顔写真、パスポートのカラーの写し、動機文(英語)、経歴(英語)、受取場所の選択、VisaかMastercard。
……起きた順に全部置いていきます。
①英語の経歴書(CV)が要ります。履歴書に近いですがCVです。審査に出す正式な書類なので、適当には書けません。地味にここが最初の関門です。
バズは大昔から遡りまくり、時系列とパスポートの照らし合わせです。
日本▶ニュージーランド▶オージー▶アラビア▶ベトナム▶カンボジア▶中国▶マレーシア←いまここ
②顔写真の規定が厳しい。背景は明るい単色、正面・無表情、顔が写真の70〜80%、加工・フィルター不可。jpgで1〜5MB、1300×1600ピクセル以上。1枚目は顔が小さくて撮り直し。2枚目は顔が約73%で合格——と思ったら、今度はファイル容量が1MBを下回って弾かれました。画素数を上げて保存し直してクリア(1950×2400で約1.24MB)。「大きすぎてダメ」はよくあるけど「小さすぎてダメ」は初めてでしたwww ちなみに肌の修正や表情の調整は「加工」にあたるので、できません。
③パスポートの写しは見開き全体。身分事項のページだけに切り抜いたら不可です。元のスキャンをそのまま使って通過。PDFは不可で、jpg/png/bmpの1.3MB以下。
④「National identification number」の欄で手が止まる。日本には国民番号がありません。ここ、パスポート番号を入れたくなりますが、正解は「Not applicable」にチェックです。
⑤動機文。かっこいいことを書く必要はなく、「ソフトウェア事業をエストニアの会社で行う」と、事実をそのまま書きました。
⑥SNSと資金の出どころ、そして身辺まで聞かれる。個人のFacebookが「友達のみ」公開でも問題ありません(審査側は公開部分だけを見ます)。それと暗号資産の有無を聞く欄があって、エストニアでは暗号資産の事業に免許が要るので、「個人の長期投資のみ、事業には使わない」と明記しました。ここを曖昧に書くと面倒そうな予感がしたので。ちなみに質問はそれだけじゃなく、犯罪歴、ビザ拒否歴、他国での軍務経験、所属団体まで聞かれます。さすが、審査するのが警察・国境警備局なだけあります。

⑦受取場所で迷う。マレーシアには無いwww カードは対面受取で、近場の選択肢は東京・シンガポール・バンコク。調べると、バンコクは「巡回の受取会場」で常設ではない。シンガポールは大使館の常設窓口で、マレーシアからなら一っ飛び。本命はシンガポールでした。
ところが、ここで前回の話が効いてきます。バズは12月、例のラウンジ枠の使い切りツアー(ジョージアで銀行口座を作ってみたら「SOLO CLUB編」を参照)の行程に、日本を一箇所足していたんです。公式の目安は「審査30日+承認後2〜5週間で受取場所へ」。申請日から逆算すると——ちょうど日本にいる時期に、東京に届くのではないか?
というわけで、東京に賭けました。バズの計算では、滞在中に届く可能性は7割ほど。届かなければ次の日本行きで受け取ります(カードは到着から6か月保管されて、過ぎると返送・廃棄)。

⑧受取には、申請に使ったパスポートの持参が必須。実はパスポートが11月半ばまで手元にない事情があるのですが、12月の受取には間に合う計算です。ここがずれていたら詰んでいましたwww
⑨東京の受取場所は、大使館そのものではない。民間の受付会社の窓口になります。カード到着の通知メールに詳細が書かれるので、それに従う方式。
申請は全部で9ステップ。最後に5つの同意(情報が正しいこと、本人申請であること、不承認でも返金なし、受取場所の変更は有料、電子証明書の規約)にチェックして、€150をカードで支払って完了です。
すぐにエストニアの警察・国境警備局から受付メールが届きました。いわく——審査は30日。承認後、カードは受取場所に2〜5週間で届く。追加の情報を求めることがあるので、迷惑メールも含めてメールを確認すること。
「海外に会社を持つなんて、私には、、、」
はい、その感覚が普通です。無理だと思うなら、どうぞ日本にいてください。
——と突き放して終わってもいいんですが、一応聞きます。あなたのその仕事、日本じゃなきゃできない仕事ですか?
アフィリエイター。コースクリエイター。コンテンツクリエイター。ブロガー。YouTuber。コンサル。コーチ。オンライン講師。ライター。翻訳。デザイナー。開発者。動画編集。SNS運用代行。マーケター。せどり、、、、
「社員は全員AI」の一人起業家という言葉まで生まれてきています。
在庫を持たない仕事なら——それ、机と会社がどこの国にあっても成立します。
20年前、海外に会社を作るなんて、弁護士と会計士を連れて飛行機に乗る人の遊びでした。今は€150とPC1台。ハードルは「できるかどうか」ではなく、「知っているかどうか」まで下がっています。
それでも「私には無理」と思うなら、それでいいんです。ただ、ここまで読んだあなたは、もう「知っている側」にいます。あとは順番だけ。仕事を見つけて、海外に出て、アイデアが出た日にe-Residencyを挿してボタンを押す。
バズは先に行って、全部書いて待ってますwww
次回予告
審査の結果は11月中旬までに出る見込み。カードが東京に届くのは11月下旬〜12月中旬の見込みです。
つまり次回「審査と受取編」は、賭けに勝ったかどうかの報告から始まりますwww 審査で何を聞かれたか(聞かれなかったか)、東京の受取窓口がどんな場所だったかも、そのまま書きます。
このシリーズのゴールは「エストニアの会社の持ち主になって、決算を通して、数年後に配当をマレーシアに持ち込む」ところまでの「ロングラン、全部見せます」です。
※税の話は、バズの理解で書いています。実際にお金を動かす前に専門家に確認する予定。
それではまた。
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バズリーチ_海外で生きる「note」